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鉄道の記録

クモエ21001(下野市)

 東北本線で小山駅から一駅、小山車両センターに隣接している小金井駅で下車して西口に出ると正面にC57の動輪がある。 これはアメリカ軍が東北本線の列車に機銃掃射が繰り返しおこなわれて亡くなられえた方々の慰霊碑だ。 その西口から正面に延びる道路を歩くと国道4号線にでて更にそのまま進むと左側にクモエ21001が保存さえれている日酸公園がある,駅から10分も歩いていないが途中の国道4号線の交差点での信号待ちが結構長いので所要時間は歩行者信号次第で大きく変わる。 因みに、日酸公園というのは日本酸素の工場跡地が命名の由来らしい。

2024年12月29日,もうすぐ新年を迎えるという日に この保存車両で初めて女性の先客さんがいらした。 台車の辺りを触ったりしながら見学されていて、これまで色々な場所で保存されている車両を見てきたが,公園で遊んでいる子のお母さんが暇で車両を眺めていたことはあったが 若い女性が車両を確認している姿は初めてだった。

 17m級電車であるクモハ11からの改造車両で,他にこの系統は名古屋のリニア・鉄道館にあるクモハ12くらいしか残っていないのではないだろうか。 ここのクモエ21001は盛岡工場で改造されたことが銘板でわかる,片運転台の車両を両運転台にして車両端部の乗降ドアを塞いて替わりに車体中央に機材や資材の出し入れをおこなうべく大きな扉を設けある。 救援車として旧小山電車区 つまり今の小山車両センターに配置されていた車両で,片側はホームが作られていて車内が見られるようになっているがガラスが汚れていてあまり良くは見えなかった。1エンド,2エンドと左側面は先ほどの女性ではないが柵も何もないので それこそ触れるくらい近くから台車や抵抗器などの床下機器などが見られる。 しかし、空気溜などがホームがあるために見えないことは仕方ないこととはいえ残念でもある。