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鉄道の記録

EF60 123 (足利市)

 残すところ2024年も数日となった12月29日,小山駅から両毛線に乗って足利駅に着いた 東京からは浅草駅から東武線でも来れるが目的の機関車はJR両毛線の足利駅前にある,その東武線で来ても両駅を結ぶ路線バスがあるので問題はない。

 昭和初期に建てられたという駅舎の北口改札口を出ると正面ロータリーにタクシー乗り場があって,そのまま左へ目を移すと駅前ロータリー,バス停の向こうにEF60が保存されている。高崎第二機関区に所属していたらしいので,両毛線ゆかりの機関車のうちの1台と想像できるEF60の5次型123号機である。

 駅前にあるので訪問するのは簡単だが,電車を乗り継いでこのEF60を見にくる価値は無いと誰もが思うのではないだろうか。EF60は他に碓氷峠鉄道文化むらに500番台の特急牽引用に造られたものが保存されている,しばらく見に行っていないがここまで荒れ果ててはいないはずだ。

 以前はパンタは両方上げられていたが今は降ろされている,正面も側面も車体は褪色が激しく錆もかなり浮き出ているし,側面の窓ガラスが割れ落ちていては機関車内部もかなり傷んでいることだろう。だが台車部分はさほど傷みもなくDT115-DT116ーDT115それぞれ詳細に記録することができた,砂箱から砂巻き管を何枚も写真に撮っていたら通りかかった高校生が不思議そうにこちらを見た,傷んだ鉄の塊を写真に撮ってどうすると思ったかな。その高校生が自転車置き場へ入っていったのを見て階段を登らせてもらえれば屋根上が撮れると思い 少し経ってから自転車置き場へ行って階段を登らせてもらいEF60の屋根上を確認したが,正面からとなるので畳まれたパンタがよく見えただけだった。

 JR東日本の「休日おでかけパス」や「ホリデーSuicaパス」は 2024年12月29日現在,両毛線は小山駅からこの足利駅までがフリーエリアとなっている。