2022年5月3日、猪谷駅からキハ25系の普通列車に乗り高山本線高山駅に降りた。 この駅は1番線が単式で2,3番線が島式の駅だが側線や待避線がいくつも引かれ、新型への交代を控えた「特急ひだ」のキハ85系や普通列車用キハ25系などの車両が何編成も停留している。 昔は地下道だったように思うが今は橋上駅となり、階段を登って東西自由通路に面した改札を出て左側、西口方面へ歩く。 エレベーターがあるのでこれを使って降りると西口の駅前ロータリー正面に出れる、階段で降りると南側へそれてしまい降りてから戻ることになる。 この駅前ロータリーの北側には線路沿いに公衆トイレがあるだけの広場がある。 元はここに高山機関区の扇形庫があったのだろうか、かなりの広さがある広場は北半分が駐車場になっているので広場を斜めに横切り通りを北へ歩くのだが、正面に高山合同庁舎という建物があってこれを目標に歩く。
高山合同庁舎のビルは、高山本線をくぐってきた道路との交差点にあるがここには横断歩道が無いので、左側にある交差点までずれて横断歩道を渡り、またこの通りまで戻ってくるしかない、文字で書くと大変そうだが実際には大きく迂回するわけではない。 コンビニがあるので、飲み物などはここで買うのが良いだろう。 駅前の広場を横切って通りに出た時から、おぼろげに機関車などが見えているが看板が邪魔をしていて判りにくいが、ここまで来ると蒸気機関車と除雪車と判る。 元は、別の場所に展示してあったものを移設したようだが、駅から歩いて5分というとところか、子供たちが大勢遊びまわっている昭和児童公園に到着する。 この公園にもトイレはある。
この[19648]はきちんと手入れがされていて[キ132]と共に大事にされていることが判る。 本来なら、[キ132]を前にして[19648]が後ろから押すという縦並びで展示してあれば[19648]の助士側も良く見えるのだが、長くなってしまうので横並びでの展示となったのだろうか。 [19648]の運転士側(左側)は駐車場に面していて機関車の全体を撮影するには停めてある車が邪魔になるが、模型造りの参考資料用に部位ごとに撮影する分には駐車してある車は問題ない。
この公園の北側の通りを右に(東向き)に歩くと、高山本線の踏切に出れる、公園でも踏み切りの音が聞こえるくらい近い。 ここでは高山駅を出発して来た列車や高山駅に到着する列車のどちらもが狙えるが、線路が直線であるために踏み切りの外からは遮断器や電柱がちょうど重なってしまうのが残念だった。 この踏切から見える東側の大通りを南下して、街を眺めながら高山駅東口に戻ることが出来るが、線路からは少し距離があって、建物も並んでいるため列車は駅に着くまで見えなかった。
高山駅は、改札口脇きにキオスクがあり駅弁も売っていて、その奥の待合室にはかなりの数の椅子があって列車の待ちが出来る。 帰りの富山行き「特急ひだ11号」はグリーン車や指定席車は満席で、自由席には立たれる方もいらした。